堀越高等学校

2025年07月18日

第1学期終業式を行いました。



7月18日(金)、第1学期終業式を実施しました。

全学年の生徒が体育館に集まり、校歌を合唱した後、校長先生から式辞がありました。

学校長式辞

 終業式や部活動応援の時には、校歌を歌います。1000人以上もの人がいる中で、みんなで校歌を歌う時間というのは、心がひとつになる素晴らしいひと時だなと感じます。これからもこういう機会がある時は、ぜひ元気よく、みんなで気持ちを揃えて校歌を歌いましょう。
 さて、今日は山羊飼いと山羊の話をします。山羊飼いの男が放牧中に野生の山羊と出会い、自分の山羊と一緒に小屋へ連れ帰ります。次の日が荒天だったので、男は野生の山羊を手懐けようと彼らにだけ多くの干し草を与え、元から飼っていた山羊には少ししか与えませんでした。天気が回復し再び放牧に出かけると、野生の山羊たちは山へ逃げていきました。驚いた男が非難すると、彼らは「あなたは信用できない。新しい者を優遇し、古くからいる者を蔑ろにする姿を見て、いずれ自分たちも同じ目に遭うと思った」と答えました。
 私たちは、人の中で暮らしています。信用できない人とは付き合いたくないですよね。では、「信用できる人」とはどんな人でしょう。「嘘をつかない」「約束を守る」「人の悪口を言わない」「言行一致」などが挙げられます。信用と似た言葉に、信頼という言葉があります。信用と信頼はどう違うでしょうか。信頼は、字の通り信用して頼ってもいいなと思うことだと思います。信頼関係とはいいますが、信用関係とはいいません。ぜひ信用、信頼される人になってください。
 校訓である「太陽の如く生きよう」「なくてはならぬ存在の人」というのは、まず信用や信頼が基盤にあり、加えて何か特性や才能があってそのような存在になれるのだと思います。才能は、「数学が得意」「記憶力がいい」というものだけではありません。「優しさ」や「忍耐強さ」も素晴らしい才能です。一人ひとりがそういった自分の才能を伸ばして、「なくてはならぬ存在」となってください。

終業式終了後、上級大会結果報告と壮行会が行われました。
陸上競技部は、男子やり投げと4×400メートルリレーの2種目で全国大会出場を決めました。それぞれ全国でも上位に入る好記録で、堀越歴代最高記録を更新。生徒を代表して、生徒会長が「堀越生としての自信と誇りを胸に、全力で走り抜けてきてください。」とエールを送りました。
硬式野球部は、第107回全国高等学校野球選手権大会東関東大会において、予選を勝ち抜いています。17日㈭には、春季大会の王者に2対1で勝利しました。ぜひみなさん会場に足を運んでいただき、一緒に応援しましょう。

各教室に移動してロングホームルームを行い、夏季休暇中の諸注意と各種書類の配付、担任教諭から生徒一人ひとりに成績表が手渡されました。今年の夏も猛暑が予想されます。体調管理に努めて、9月1日また元気に登校しましょう。

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